日本臨床検査同学院ロゴ

理事長挨拶

■理事長挨拶 ■概 要 ■年 表 ■沿革図 ■同学院の歩み ■組織図 ■英文表記 ■他学会との関連




日本臨床検査同学院

理事長 宮地 勇人

 日本臨床検査同学院(以下、同学院)の理事長として、一言ご挨拶を申し上げます。
 同学院は、臨床検査技師の技術や知識の向上のため、卒後教育の一部としての認定試験業務を主な事業としている団体です。同学院は平成26年4月1日、内閣府より公益認定を受け、公益社団法人となりました。これを機に同学院は公益的事業をする団体として認められ、社会的な認知度と信頼性が高まると同時に、社会的な責任も重くなります。真の公益性の証は、合格者が専門的な知識と技術に裏付けされた日常の検査実施に従事し、それを通して良質な患者診療や国民の健康増進に寄与することです。同学院の設立の趣旨である「学術と技術によって、広く病める人のために尽くす」の原点に立ち、同学院の事業継続とともに、同学院が益々発展するよう努力する所存です。

 さて、衛生検査技師(現臨床検査技師)国家試験は昭和34年に開始されましたが、現在、同学院が実施している臨床検査士の二級試験は国家試験より前の昭和29年に、また一級試験は昭和31年に始まりました。これら認定試験は、当時玉石混淆であった臨床検査技師の学識と技術能力を一定の水準にすることを目的としていました。当初この試験は日本臨床病理学会(現日本臨床検査医学会)が行っていましたが、アカデミズムを追求すべき学会が臨床検査技師の資格試験をすることの是非、事業(認定試験)収入に対する税金問題、試験実施に伴う煩雑な業務などの理由から、学会とは別に認定試験実施に特化した機関を作ることになりました。その結果、昭和50年10月、当時の臨床検査分野で指導的立場にあった緒方富雄・小酒井望先生らが中心となって現在の同学院が設立されました。今年創立42年目を迎えます。現在、臨床検査士資格認定試験の一級試験、二級試験、緊急検査士試験を実施するとともに、各種の講演会や講習会、教科書・テキスト類の出版などを行っています。現在、同学院関係の資格認定試験合格者数は、一級試験232名、二級試験35,589名、緊急試験5,487名です。
 また、臨床検査技師に対する顕彰事業も同学院の大きな事業の一つです。昭和60年に始まった緒方富雄賞は、臨床検査分野で学識経験に富み、検査技術を通じて医療の発展に著しく貢献した臨床検査技師を表彰するもので、現在までに90名が受賞しています。

 以上のように、同学院は一貫して臨床検査技師の学識や技術の向上に力を注いで来ました。また同学院の役割は、創立当初から緒方富雄先生の理念である「臨床検査技師の学識・技能の向上と臨床検査技術の発展」を忠実に発展させることであり、実技試験に重点を置いた試験を実施しています。これに並行して、認定試験の標準化、機関誌「通信」の充実や技師理事の増員など事業の質的向上を図って来ました。その結果、受験者の数は増加傾向にありますが、いくつかの課題もあります。例えば、事業規模に比べて少ない正会員数、更新制度のない試験科目、類似の認定制度との棲み分け、受験生増加に対応した受験会場や試験委員の確保、などが挙げられます。現在、これらの課題の解決に向けて、役員一同鋭意努力しています。これからも同学院の活動には関係学会・団体や会員のご協力が是非とも必要であり、ご支援の程お願いする次第です。

 関係する皆様の旧倍のご支援、ご鞭撻をお願い致します。

平成29年4月1日
 東海大学医学部・基盤診療学系臨床検査学 教授





このページのトップに戻る▲